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Dear ein #1

親愛なるあいんへ

今日からあいんには、お手紙にするね。
食べてばかりいないで、ちゃんと読んでね。

色々と伝えたい事がたくさんあり過ぎるけど、ちょっとずつ書くからね。

 

 
あいん、
あなたが、17日の夜に緊急入院をし、「次の日も迎えられないかも」 と言われた時は、心臓が張り裂けそうになったんだよ。

でもね、
18日を無事に迎えられて、お昼にウマウマを届けに行った時、
あなたは、すぐに気がついて、ICUの周りの人に一生懸命に、媚をうって尻尾を音を立てて振って、気付いたこと事をアピールしていたね。

あの時、ちゃんと会って、撫で撫でしなかったのは、

  「あなたは、きっと乗り越えられる。」

そう信じられたからだよ。
だから、直接、会わなかったんだよ。

でも、あいんは、ちゃんと分かっていたね。
私がそばに来た事をね。

まだ動くと苦しくなる息の中、立ちあがって探したり、鼻を使って探したりしていたんだもんね。

あの時が、あなたの最後の立った姿になるなんて想像もつかなかったよ…

 
「迎えられないかも」 と言われた18日を無事に乗り越え、
そして、19日がやってきたね。

院長先生も戻ってきたし、ウマウマも食べられるまで回復をし、
肺や心臓の検査もクリアし、一番心配がされたリンパ腫の肺への転移もなく安心をしたんだよ。

あとは、安定し落ち着くのを待ってお家に帰るだけだと思っていたよ。
だから、院長先生に、これからの心臓のケアの相談をしたり、ケアに必要な物を手配したり調べたりしていたんだからね。

だけど、
あなたの心臓は、限界にきていたんだね。

  「いつ帰って来れるのかな…」

そんな風に考えるようにしながら、
不安と心配を拭うようにしてたんだよ。

  「帰ってくるまで気が抜けない。」
  「だけど、乗り越えられる。」
  「いや、乗り越えたはず。」

そんな中、夕方、いつもあなたがいる1階からあなたの声が聞こえたんだよ。

切なく訴えるような声がね…

今までに、そんな事は一度もなかったんだよ。
胃捻転で、危なかった時だって、そんな声は聞こえなかったよ。

だけど、
検査も良い報告を受けた後、
安心できるはずなのに、
あいん、あなたの声が聞こえたんだよ。

そして、病院から電話が来たんだよ。
今すぐに来てください。ってね。

病院に着いた時、
あなたは、すぐに気がついたんだってね。
まだ、私が中に入る前からね。

あなたが、私が着いた事を看護婦さんに教えたって、後で聞いたよ。

ICUの中にいたあなたは、緊急入院した時と同じように苦しそうに全身で息をして、首だけを起こしていたね。

そして、何度か身体を動かし、目で訴えていたね。

  「何で息が苦しいの?」

ごめんね。
何もしてあげられなくて…

  
緊急入院した時もがんばって乗り越えたあいん。
今度も乗り越えて欲しいと願ったんだよ。

だけど…

肺にたまった水が抜ける前に、また心不全が起きてしまったんだね。

そして、頭を起こしている力もなくなり、
最後は、ゆっくりと、ゆっくりと眠るように逝ってしまったね。


正直ね、
頭を起こす力がなくなり、荒い息が静かに眠るようになっていった時、

  「これで苦しさから解放されるんだね。」
  「あいんの好きな方へ行っていいよ」

って思ったんだよ。

最後まで「がんばれ!」って言えなかったよ。

  ごめんね

 
21日は、雨が降っちゃったね。
あいんの姿が見れる最後の日だったのにね。
雨降りで、本当は、あいんちゃん、イヤだったんでしょう(笑)
でもね、
もう、このあいんちゃんの身体はダメなんだってさ。
だから、しばらくはがまんしてね。

 
あなたが、お昼に荼毘に付し、お家に帰ってからは、バタバタとしちゃったね。
あいんの分身の置く場所を日曜大工で作ったりもしたんだよ。
こんな時に、自分でもよくできたと思っているよ。
でも、足なしテーブルだったから、すぐに終わったね。

 
あ、そうそう、
あなたが、お空に向かって出発した後の夜、
あいんちゃんは、フラフラしていたんだね。
ダメだよ。
ちゃんと行かなくちゃいけないところへ行かなくちゃね。

でも…

ありがとう。

 
あいんが荼毘に付した後、
不思議な事があったね。

もー、ドッキリさせてくれちゃって…

あいんちゃんがリンパ腫にかかっている事が分かってから、あなたのいる部屋でタバコを吸うのをやめたのは知っているよね。

最近のあなたは、日中の大半をお気に入りのテラスで過ごし、夜ごはんが終わった後もテラスで過ごしていたね。

夜のテラスは、心配だったから、あまり長く居させてあげなかったね。

深夜、私が寝る前にテラスで一日の終わりの一服をしていたのも知っているよね。
その時だけは、あいんちゃんは、中で寝ていたね。

毎晩、そこでひとりで一日の最後を過ごしていたんだよ。
いつもの散歩コースにある大きなケヤキを見ながらね。

あいん、
あなたの亡き骸もなくなってしまった後、
悲しみに打ちひしがれていると、どこからともなく、始めて見る黒白の猫がやってきたんだよ。

となりの駐車場をウロウロとし、そして、いつもあいんたちが出入りしている駐車場から入り、
そして、いつもあいんが寝ていたお気に入りのテラスの場所に上ってきて、伏せの姿勢をしたんだよ。

今まで、道を歩くほかの猫を見た事があっても、敷地内に入って来るのを見た事がなかったね。
増して、テラスに私がいるのに、上って来るなんて…。

それもニャー子は、私から60cmくらいの所にだよ。
おまけに、いつものあいんちゃんの場所に来たんだよ。

もう、びっくりしたよ。

映画のゴーストじゃないけれど、
あーちゃんが、ニャー子の体を借りているようだったよ。

その日から、また会えたらいいなって思っているけど、
会えなかったね。

もう、あいんちゃんは、お空に昇る事を決めたのかな…

そんな風にも感じていたんだよ。

だけどね、
また昨日、会えたね。

昨日、あなたの初七日だったんだよ。
あれから会えなかったけど、初七日だから、会える事なら会いたいと思っていたんだ。
だけど、来なかったね。

会いたいと思って、タイミング良く、会えるなんて、
そんなお話しは、映画だけのお話し。
そうあきらめて、部屋に戻ったんだよ。
そして、ハミガキしたりして、寝ようと思ったんだけど、
なんとなく、またテラスに出て見る気になったんだ。

さっきは会えなかったので、今度は、会える期待をせずに。

そしてら、どうからともなくやって来たね。
そして、テラスに上がり伏せのポーズをして寛ぎ始めたんだよ。

もう、ドキドキしちゃって、びっくりしちゃったよ。

今度も前と同じように、ちょっとしたら、どこかへ行くかと思って、ニャー子を見ていると、30分以上もずっとそばに居てくれたね。

私が動いたり、咳をしても逃げる事もなく、ただジッとしてそばに居てくれたね。

こんな出来過ぎなお話しって、
本当にあるんだね。

不思議だね。

 
今日は、あいん、あなたの13回目のお誕生日だね。
あいん的には、お誕生日って事よりも、それによってウマウマが食べれる事が嬉しい。
そんな日だよね。

あいん、まだお空に昇りきっていないでしょ?

それだったら、今日もニャー子にお願いして帰っておいでね。

いつものテラスにね…

 
あ、それと、
あーちゃん、今日もお花が届きましたよ。
この写真は、昨日までのだけど、とっても綺麗で美味しそう(笑)なのが到着したからね。
あとで、みんなには内緒で、ちょっとだけだったら食べてもいいからね♪。

 
それじゃ、
あいん、
またね。

 
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今日も、お言葉、お花をいただきありがとうございます。
あいんに代わりましてお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
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コメント (1)

はっち:

あいんちゃん。虹の橋を渡ってしまったのですね。

誰にでも優しかったあいんちゃん、サンデーのお友達も同じ日に12歳でお空に帰って行きました。
そちらでお友達なってるかなぁ?

沢山の辛い病気をして
いっぱい頑張りましたよね
ゆっくり休んでね


あいんさん。ミミちゃんママ
無理せず ゆっくりまた、歩きだしてね!

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