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びっけへの手紙 Dear bikke #2

親愛なるびっけへ

早いもので、今日は、あなたの初七日ですね。

お空に上る旅支度は進んでますか?



びぃちゃん、不思議ですね。
あなたがいて、他の子たちがいて、生活音や色々な音がする昼夜。
不思議と、誰の音、誰が立てた音って大体が分かるみたいです。
今も生活音や外の騒音、エアコンの音など色々な音がしています。
もちろん他の子たちの音もしています。

だけどね、

不思議と音が足りず、その部分だけ、「シーン」 として聞こえるのです。

そう、あなたの音がだけが…。

特に夜になると、その 「シーン」 とした音は、大きくなる一方です。

不思議だね…。
他のノイズはあるのにね…。

それと、
あなたが静かに寝ている時と、あなたがいなくなった今では、
同じ空間でも何かが欠けているみたいな感じでがらんとしているんだよね。

「気」とでも言うのかな。

その、目に見えない存在感もなくなり、凄く 「シーン」 としてて、
やっぱり、寂しいです…。

駄目だね。
折角、心の準備期間をもらったのにね。


びぃちゃん、
またお花が届きました。

綺麗なお花でしょ。
綺麗にお飾りしてあげるからね。

20150610.jpg

それじゃ、
びっけ、
またね

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