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やはり

今日はびっけのDiscの大会の日
そう、大会デビューをした地元、秋ヶ瀬大会である
朝、あいんとびっけに食餌を与えると、びっけはペロリと平らげ、あいんは相変わらずの食欲不振 (はぁ
トイレ散歩へ連れ出しても、あいんは、直ぐにトイレを済ませ、その後は置物状態で散歩を拒む
とりあえず、あいんを自宅に戻し、トイレをしていないびっけと再びトイレ散歩へ行き用を済ませて帰宅
お出かけの雰囲気を察したあいんは、元気が無いわりには“連れて行け!”とアピール <ちょっと元気が出たみたいね でも、病人は静養が必要なんだから大人しく寝てましょうネ


お出かけの雰囲気を察したあいんは、元気が無いわりには“連れて行け!”とアピール <ちょっと元気が出たみたいね でも、病人は静養が必要なんだから大人しく寝てましょうネ


そんなアピール中、あいんを残し、留守番をおいてびっけと秋ヶ瀬へ
(傍に、私やびっけがいない方が安静が保てる意味合いもあるので、お出かけしました)
4時から病院が始まる
大会(成績は、DiscにUP)も終わらぬ内に、4時に帰宅が出来るように撤収し、帰宅後、直ぐにあいんのお尻をチェック
朝、お尻まわりを洗って綺麗にし、この数時間(朝から帰宅まで)でどのくらい汚れが出るか?を確認するためだ
すると、出血などの汚れはなく、単に濡れている

オシッコ? ・・・

手で濡れている所を触り感触を確かめると、何となく「ヌルヌル」感がある
匂いを嗅いでみると異臭がする
ヒートの匂いなのか・・・

出血が確認できないが、とにかく濡れている
普通じゃない

ドライブ大好きなあいん
車のキーの音を聞いただけで、ウハウハになるあいん
こんな健康状態でも自ら車に乗り込み、あいんと一緒に獣医さんの元へ

診察結果は、『子宮膿漏』(子宮蓄膿症)の疑い
先週の検査では、菌や膿は一切検出されていないが、この濡れ方と分泌物から考えると、ほぼ間違いがないとの事 (・・・
日頃の私は、1回目の診察などでは、『ま、様子を見ましょう』と意外と“のほほ~ん”とした対応をする
しかし、様子を見ても改善傾向が遅かったり、2回目以降の診察になると、かなり心配性でうるさい患者の飼い主になっているようだ(苦笑
そんな私に対して、獣医さんは、どうやって手術の承諾と卵巣、子宮の摘出の承諾を得るかと考えていたようだが・・・

獣医さんから、“手術で摘出する”の話が出た時、即答で承諾
あまりにも早い決断で、獣医さんの方が、「一度、自宅に戻られてじっくり考えてから手術した方が・・・」などと心配もされた

即決したには訳がある
それは、以前から決意していた事があったからだ

あいんの避妊について、色々と考えつづけてきた
避妊すれば、婦人病などの心配もなくなる
しかし、100%病気になるとは限らない
もちろん、ヒートに関する心配や手間などもなくなる
もしも自分があいんだったら、“健康でいられるのであれば、わざわざ辛い思いをしたくない!”と思う
・・・
そこで出した結論は、“もしも卵巣や子宮がある為に苦痛が生れるのであれば、迷わず処置をしよう!“
発病してから“取る、取らない”と悩み、その間、1分1秒、長くあいんを苦しめない為にも決意しておこうと・・・

そんな決意を持っていたせいか?
手術をすると決めた時、自分でも不思議なくらい、「これであいんは楽になれる 元の元気な姿に戻れる 」と疑う事無く、信じられたのが、今考えると不思議でしょうがない

その即決の意思が獣医さんに伝わったのか? それとも危険度が高いのか? ・・・
明日の午後の手術予定を、このまま緊急入院し、診療が終了し次第、あいんの手術を行う事になったのです

8時30分頃、病院から「これからはじめます」の連絡
あいんは、過去にもやらかしているが、麻酔に抵抗するのだ
鎮静剤を投与されてから20分も、あいんは無駄な努力をして睡魔と戦い続け、8時50分過ぎ漸くオペを開始できたらしい <意外と強情なんだよね あいんくんはね(苦笑
そして、10時30分ごろ、無事に摘出しオペ終了 <ふぅ~

オペ完了後、あいんは、なかなか目覚めなかったらしい
今までの病気との戦いと食欲不振でかなり体力を消耗をしていたのが原因と思われる
通常より長い時間をかけ、やっと首を持ち上げたあいん
その姿を確認した獣医さんは、11時ごろ、手術が無事に終了した事を連絡してくれたのです <よくがんばった! 偉いぞー あいん!

入院中は、一度もあいんには会いに行かなかった
それは、あいんの安静のためである
急に入院をする事になり、そのままあいんを診察室に残したままドアの方を向いた瞬間、あいんは、健気に後をついて来ようとしたのである
もちろん、ついて来させる訳にはいかないので、看護士さんがあいんのカラーを掴む
すると、あいんは、滑る床の上を這ってでも“ついて行く”と頑張り続けたのだ
そんな健気なあいんの気持ち 置いていかれたくない! どこでもいつでも一緒にいたい! 1番辛い時であった
行けば、あいんが、どうするか、どうなるかは目に見えている
だから、じっと時が過ぎるのを待ち、あいんの体力が回復するのを待つしかないのだ・・・

6月3日(火)の夜、あいんは無事に退院をした
しかし、かなり辛い様子で、寝たままのご対面となったのである
寝転んだまま、あいんは、「クゥ~ン、クゥ~ン」と鼻を鳴らして喜びを表す <よくがんばったね 迎えに来たよ あいん

入院中のあいんの経過を聞き、摘出した卵巣と子宮を見ながら病気の説明とオペの内容を聞いた
保存されていた卵巣と子宮は、ウィンナーソーセージのようになっており驚く程の大きさ
目の前で子宮を切開
すると中から少しどろっとしたダークグレーの液体物が溢れだし、トレイの中を膿で覆い尽くしたのだ
まるでゴムふー船に水を入れて割ったように・・・
切開し飛び出した膿は、全体の1/3くらい
これだけでもかなりの量である 残りが2/3以上もある それが中で破裂した時の事を考えると“ぞっ”とした <早期発見、早期対応で良かった ふぅ~

帰宅後、やはりかなり痛いようで、グッタリしている
早く回復しますように・・・

(旧日記より)

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